2016/10/24
極秘指令!エローラ神の経典を写経せよ~自分の執筆スピードを計測する方法
こんにちは。今回は、私が入門しているEBC(Ellora Bloggers Club)のイベント記事です。
EBCとは、エローラ神(インド西海岸のエローラ石窟群にあると言われている)のもとでブログを修行するため集まりです。エローラ神は、目の形をした神様で、世の中のブログの裏の裏まで見通せる「神眼」という能力をお持ちのようです。
EBCは、その修行の厳しさから「ブログ界の虎の穴」と呼ばれてます。また、短期間でパワーアップできる修行に最適な環境であることから「ブログ界の時の部屋」とも呼ばれています。(あだ名はウソですが、修行に最適な環境というのは事実です)
さて、今回のイベントのテーマは「ブログと時間の使い方」。ブログに時間をどのように使っているかは人それぞれなので、それをみんなで記事にしようというものです。
私は、エローラ教の経典を写経した!というお話をします。
ここからはまじめです。 では、はじまり、はじまり~。
文章を書くスピードをはかる方法、写経。
わたし、ブログを書くのが遅いんです。
わたし、ブログ初心者です。なのでブログ記事を書くのがすごく遅いんです。
アイデアが生まれてから記事として投稿されまるまでで、数日のものもあれば、1週間かかるもの、2週間かかるものもあります。記事内容の重さにもよりますし、その時期の仕事の忙しさにも左右されます。
文章を書いているときに、言いたいことがボヤやけていて迷い悩んで手が止まることが良くあります。また、WordPressとかCSSとかの不明点があってネットで調べることに時間を費やすことも多いです。ちょっと書いては止まり、ちょっと書いては止まりという感じで、文章が先にすすみません。
ブログを速く書けるようになるにはどうすればいいんでしょうか?
ブログを書くことは雑多な作業のあつまり
まず、ブログ記事を書くという作業をタスク分解してみました。
- アイデアが生まれ、核となる図表や楽譜を作成する。
- 文章の論理構成を考える。
- テキストで下書きする。
- WordPressの投稿画面に貼り付ける。
- 見出しや引用などのタグを付ける。
- 図表が画像を貼り付ける。
- アマゾンや参考記事のリンクを追加する。
- タイトルをブラッシュアップする。
- 記事投を稿してTwitterに流す。
ブログ記事を書くという作業には、「文章を考えて書くというタスク」と「それ以外のタスク」が含まれています。
文章を考えて書くというタスクは、「2.文章の論理構成を考える」や「3.テキストで下書きする」です。残りは書いた文章をブログとして公開するための雑多なタスクです。
上記9個のタスクを上から下へ時系列かつ整流的に実施することで記事が書ければ理想なのですが、実際は1~9のタスクを行ったり来たりします。例えば、文章を書いている途中に画像を貼り付けたり、その画像にあった文章に書き直したり、画像を貼ってみたら文章構造に合わなくて見出し構成を変更したり、などです。
つまり、文章を書く作業とそれ以外の作業がいつも混在してます。
ブログを速くかけるようになりたい。
ブログを速く書けるようになりたいのですが、上記の9つのタスクのどこから手を付けるべきでしょうか?
私は、文章を書く作業とそれ以外の作業とであれば、文章を書く作業のスピードアップを優先すべきと考えます。文章を書くという作業がブログの本質だと思うし、その他の作業は環境が変わることによって都度都度、学びなおす必要があるからです。
文章を書く作業とは、次の2つのタスクです(再掲)。
- アイデアが生まれ、核となる図表や楽譜を作成する。
- 文章の論理構成を考える。←←ココに焦点を当てる
- テキストで下書きする。←←ココに焦点を当てる
- WordPressの投稿画面に貼り付ける。
以下省略。
さて、文章を速く書くためには、今の自分の文章を書くスピードを知る必要があります。
でも執筆時間は、記事の内容や固まり具合で大きく変動します。どうすれば、自分の平均的な文章執筆スピードを知ることができるんでしょうか?
平均的な執筆速度を知る方法
「文章は写経のように書くのがいい(香山リカ)」という本に「自分の平均的な執筆速度を知る」という項があります。
どうも自由に書いて時間を計るのはむずかしそうだ、という場合、手近にある雑誌や本を写すスピードを計るという手もある。
(途中省略)
「原稿用紙一枚を写すのに必要な時間」をまず計ったら、それを1.5倍したのが自分の文章執筆速度だと考えることにしよう。「写すのと自力で書くのとは違う!写す時間の二倍、いや三倍は必要だ」と思う人もいるだろうが、自己完結型の文章にそんなに時間をかけると、それだけで”苦になる執筆”になってしまう。逆に言えば、写すときの1.5倍以上の時間をかけて凝った文章を書く必要などないのである。
(引用:文章は写経のように書くのがいい(香山リカ))
簡単に言えば、「何でもいいから本を写す時間を計って1.5倍する」とうことです。
これはいい。
私のように記事執筆で右往左往している人間にとって、単純に写すというスピードの1.5倍という基準を作ることができます。
これを自分の目標とし、今の自分の執筆スピードと比べることで、課題や対策がみえてきます。
エローラ神の経典を1つ写経してみた!
早速、やってみました。
写す対象としたのは、Naifixの今年最初の記事、全4837文字です。とても参考になる記事で写経にはぴったり。
>>ブログ記事タイトルのつけ方に悩むあなたへ贈る4つのアドバイス
やり方
PCでもiPhoneでもブログ記事を書くことがあるので、両方とも計測しました。
ただ、iPhoneだけで4000文字はキツイので、1つの記事を以下のように分けて写経しました。
- 【iPhone】見出し「焦点を絞って伝えよう」の手前までの1404文字をiPhoneで写経。
- 【PC】それ以降の3433文字をPCで写経。
また、テキストを書くスピードを計測したいので、画像は「画像」とのみ記述し、タグも書かず、目次も飛ばしました。
測定結果
iPhoneは1404文字を写すのに41分かかりました。1000文字あたり29分。1.5倍すると44分。時速1,363文字。
PCでは3433文字を写すのに55分かかりました。1000文字あたり16分。1.5倍すると24分。時速2,500文字。
表にしてみました。
文字数 | 写経時間 | 1000文字換算 | 1.5倍 | 時速 | |
iPhone | 1404字 | 41分 | 29分/1千字 | 44分/1千字 | 1,363字/hr |
PC | 3433字 | 55分 | 16分/1千字 | 24分/1千字 | 2,500字/hr |
課題と対策
写経で測定した執筆スピードと今の自分の記事執筆スピードを比較して、課題と対策を整理します。
課題
メイン環境であるPCでは、写経での執筆スピードは時速2500字。ということは、一般的な2000字~2500字のブログ記事の下書きに1時間ということ。まずはここを目標したいと思います。
一方、現状では2500文字の文章を書くのに3時間はかかっていると思います。もっとかかっているかもしれない。
原因は2つ。
(1)論理構成がシャープじゃなない
論理構成がシャープじゃなないので、書き始めてから言いたいことがブレてしまい、時間がかかっている。
(2)欲を出し過ぎ
書いている途中に、あれもこれもと思い浮かぶことが多く、思い浮かんだことについて書き出し、横道にそれてしまう。
この2つの課題に手を打つことが最優先ということがわかりました。
時速2,500文字に向けた対策
- 論理構成をシャープにすることが必要。そのために、想定読者を具体的に決めること。自分の知っている人物をイメージする。
- 横道にそれないために、タイマーをつかって時間を区切ること。
さらに、スマホ を使ってスキマ時間で下書きをするので、スマホの執筆スピードを上げる必要があります。スマホがPCに比べて格段に遅いのは、フリック入力に慣れていないため。
スマホの入力スピードを向上するために、以下の記事を参考に工夫中です。
>>[スマホ]フリック入力のコツとは!? スピードを極限まで上げる6つの方法 | ヨッセンス
>>フリック中級者が上級者へ駆け上がるコツ。両手フリック・ブラインドフリックをマスターせよ。 | あなたのスイッチを押すブログ
>>[ スマホ ] フリック入力で「辞書登録」するときの究極の技とは?! | ヨッセンス
写経の副次効果
- ブログでよく使う単語について辞書登録し変換候補の精度がアップ。特にiPhoneで効果あり。
- 記事内容が頭に刷り込まれる。読むだけよりも理解度が上がる。
- 書き方で参考になることをたくさん見つける。語尾の使い方、段落の切り方、漢字とひらがなのバランスなど。
これは、他の記事も写経してみたくなりました。
まとめ
今回、EBCのイベント記事として、エローラさんの記事を写経することで自分の文章執筆スピードを計ったよ、という記事を書きました。
エローラ神、かってに写経してごめんなさい。