2017/12/27
中古ゲームの相場を知るのに必要な2つの価格とその調べ方
遊ばなくなったゲームを売るとき、事前にそのゲームの中古相場を調べておくようにしています。
どこで、どれくらいで売買されているのかという相場感を持っていると、少しでも高く売れる可能性が上がります。逆に相場感がないと、買取業者の提示する査定価格がが高いのか低いのか、判断ができません。
また、相場を調べる場合は、販売価格と買取価格という視点で調査するようにしています。多面的な情報を使って適正な相場感を得るためです。偏った情報からは偏った判断しか生まれませんので。
ということで、今回は、ゲームを売る前に中古相場を調べる理由と2つの価格について紹介します。
中古ゲームの相場を調べる理由
相場感
商売のキモは、相場をどう読むかに尽きます。
・どこで、いくらで売買されているのか?
・今後は値上がりするのか、下がるのか?
・競合はたくさんいるのか、少ないのか?
これらを自分なり予想できれば、高く売れる可能性が上がります。
逆に予想ができなければ、高く売れる可能性は下がりますし、高い低いの判断もつかないと思います。
目標価格
遊ばなくなったゲームを売るという場合、その相場感とは、売りたいゲームの目標価格を設定することと同義です。
ゲームを売る前に事前調査し、「このゲームならこれくらいで売れるだろう」という価格を目標価格として設定します。
目標価格があると、業者が提示してきた買取価格と比較評価できますし、売るためにどれくらいの負荷・コストをかけて良いかも想定できます。
目標価格がないと、判断基準が曖昧になり、その時の感情や惰性で売ってしまったり、売るタイミングを逃してズルズルと時間を浪費してしまいます。
販売価格と買取価格
目標価格を設定するにあたり、中古ゲームの流通経路を理解して調査をします。中古ゲームの販売価格と買取価格を調べて、そこから自分の目標価格を設定します。
中古ゲームの流通経路
中古ゲームのを売るときの経路を超簡単に整理してみたのが下の図です。
中古ゲームが欲しい人(消費者、エンドユーザー)は、販売市場を通して中古ゲームを買います。
ここでいう販売市場には、
・中古業者の店頭(ゲオ、ブックオフ等)
・ネット販売(Amazon、楽天、各中古業者サイト)
・オークション(ヤフオク等)
・フリマ(メルカリ等)
などかあります。
一方、中古ゲームを売りたい人(=私)から見ると、
・中古業者に売る。
・中古ゲームが欲しい人に「販売市場」を通して売る。
の2経路があります。
中古業者に売る場合、私は中古業者のお客様です。中古業者が買い取ってくれれば、消費者に売るための面倒なことやリスクは、中古業者に移ります。
販売市場を通して消費者に直接売る場合、私は中古業者の競合になります。消費者との対応(問い合わせ、クレーム)や、いつまでも売れない在庫リスクを私も持つことになります。
どっちを取るかは、個人が置かれている状況や好みによりますが、私は、保守的な性格なので前者を好みます。
中古ゲームの価格を調べる場所
中古ゲームの相場感を理解するために調査すべき価格は、上図のAとBの2つの価格です。
A: 販売価格=欲しい人(消費者)がいくらで買っているか
B: 買取価格=買取業者がいくらで買っているか
この2つの価格情報を集めて、どこにならどれくらいで売れそうか、という相場感をつかみます。
AがBよりかなり高い場合、少々面倒で時間がかかっても、欲しい人に直接、売る方が良いかもしれません。
AとBの差があまりない場合、買取業者に売却するが効率が良いでしょう。
買取業者に売却する場合、買取業者によって買取価格(B)にかなり差があります。倍半分の差があることもあります。
B(買取価格)のバラつきを評価するために、A(販売価格)を使います。AとBを比較して、安すぎる店や高すぎる店を避けるようにします。
相場をネットで調べる方法
ネットの活用と注意点
価格情報の収集には、ネットを活用します。
よほど古いゲームか、マイナーなゲームでない限り、ネットを探せば販売価格、買取価格は見つかります。実際に店舗などで調べるのに比べて、時間や費用を大幅に節約することができます。
ただし、ネットの情報は、ウソ、間違い、誇大広告なども多く、鵜呑みにするのは危険です。
信頼できる業者の情報を中心に情報収集するようにしています。
販売価格の相場を調べる
中古商品の販売価格を調べるには、モノレートというサイトがとても便利です。
モノレートでは、Amazonマーケットプレイスで販売されている中古商品について、価格推移がグラフで見ることができます。
Amazonという最大級の販売市場で、いくらで売られているのか、価格が安定しているのか、下がってきているのかという傾向を調べておきます。
また、ゲオやブックオフなどの大手の場合は、各社のサイトで中古販売をしていますので、ピンポイントで販売価格を調べることもできます。
買取価格の相場を調べる
買取業者の買取を調べるには、買取業者のネット買取サイトを使います。
ゲーム買取の業者は、数えきれないぐらいありますので、行き当たりバッタリで調べたり、しらみつぶしに調べるのは、無理があります。
調査に当たっては、自分なりの軸を持って調査する業者を絞り込むと、効率的に調査することができます。
私の場合は、ゲオが大手でかつ買取価格も評判とのことなので、ゲオをメインに情報収集しています。
ゲオの買取価格をまず確認し、その妥当性検証のために他の買取業者の価格も調べておく、というようにしています。
実際にPS vitaの相場を調べてゲオに売った
実際、この方法を使ってPS Vitaの相場を調査してみました。
その結果、ゲオ宅配買取の公開価格が妥当なことが判断でき、キャンペーンを加えると結構お得なことがわかりました。
調査した価格から今回の目標価格を設定し、ゲオ店舗と宅配買取で実際に査定してもらい、商品ごとに高い査定の方に買い取ってもらいました。
事前に相場を調べることの効果を実感しました。
まとめ
ということで、今回は、ゲームを売る前に中古相場を調べる理由と2つの価格について紹介しました。
ゲームを少しでも高く買い取ってもらうためには、相場を調べること以外にもやる事があります。
WiiUやPS vitaを売った体験談にまとめていますので、参考にしてください。
いちいち相場を調べるのは面倒という人には、ゲオの宅配買取をお勧めします。 大手ならでは安心感、使いやすさ、価格のバランスがとれた良いサービスだと思います。
最後に、ゲームを売るときのコツを以下にまとめていますので、よろしかった参考にして下さい。
以上