2016/10/240 Shares

ブログ超初心者に「伝わる楽しさ」を気付かせてくれる本|「自分メディア」はこう作る!(ちきりん)

ひとこと紹介

本書は、月間2百万PVのちきりんブログの成長の歴史と工夫を書いた本。

ブログ超初心者には第1章「出発点」だけでも読む価値あり。伝わる楽しさに気づかせてくれます。

内容紹介

まずは目次と気になったポイントから。

【目次】

裏を知る篇『「Chikirinの日記」の育て方』

第1章 出発点

  • 日記帳からブログへ
  • 初期のブログ
  • etc

第2章 ブレーク!

  • 最初の転換点 ネットの有名人へ
  • 意識的なブログ運営の始まり
  • etc

第3章 自分のメディアへ

  • 自分のメディアを作るための5カ条
  • 自分と読者のためのルール
  • etc

第4章 今、そしてこれから

  • つながる危険と可能性
  • ちきりんブログ成功の理由
  • etc

表を読む篇 『ベストエントリ集』

目次は印象が強いところをピックアップしている。

本書は、前半と後半の2部構成。

前半「裏を知る」ではちきりん日記の成長記録、後半「表を読む」ではベストエントリー集(6カテゴリで21記事)となっている。

前半が本書の主題で読む価値あり。

後半はブログのベストエントリーなのでオマケかと思うが、内容が濃い記事であり読み応えあり。参考に、正月に読んで印象に残った記事へのリンクを掲載しておく。

>>成長したければ、ひたすら変化すべし – Chikirinの日記

>>「AともいえるがBともいえる」とか言う人の役立たなさ – Chikirinの日記

ブログ超初心者はまず記事をドンドン書こう。

目次を見てわかるように、前半の成長記録4章は時系列となっており、第2章でブレイクしたことが書かれている。

この第2章に「意識的なブログ運営の始まり」という項があり、意識的なブログ運営(ブランディングなど)をブレイクしてから始めていることがわかる。

つまり、戦略的運営を知っていることは大切だけど、それを本格的に始めるのはある程度PVを稼げるようになってからで良いということ。

私のようなブログ超初心者は、戦略的なことを意識して悩んでブログが書けなくなるよりも、怖がらずドンドン記事を書こう!

ブログはメッセージを伝えるもの

本書の第1章出発点に「メッセージを伝える 」(p45-p48)という項がある。

著者がひとつの記事を書くのにかける時間や記事作成プロセスが書かれている。

私も含めてブログ超初心者は、ココを何度も読んだ方が良い。

中でも印象に残ってあるのが次の文。

ブログの起点は、「これについて書く」とか「この本を紹介する」ではなく、「このことを伝えたい!」というメッセージの発生なのです。

グサッ!

私のネタ帳は、まさに何を書くか、何を紹介するかのリストになっている。

もっと何を伝えたいか、誰に伝えたかという意識を持とう。

でも、なぜ伝えるんだろう?

【感想】メッセージを伝えたその先

本書の中に、著者は「高校の頃より『自分で考えたことをみんなに知ってほしい』という気持ちがあった」という文がある。

ちきりんさんは、本当に自分の考えていることを文書に書くこと、それを人に伝えることが好きなんだなぁ、と感じた。

自分が考えを伝える理由

自分は今、一生懸命ブログを書いている。多分、書くのが好きだから書いているのだろう。少なくとも嫌いではない。

では、人に伝えることは好きなのか?

または、伝えたその先に何を期待しているのか?

昔、始めて海外旅行に行ったときのことを思い出す。

地元のお祭りで屋台の人とカタコト英語とボディランゲージでも言いたいことが伝わったときの嬉しさ。

そっか、伝わることは楽しいんだ。

伝えることは何かを得るための手段でもあるけど、それ自体を楽しむという目的でもある。

メッセージを伝えたその先には、伝わった楽しさがある。

まとめ

今までブログを通じて何を得たいのかボヤけていたけど、この記事を書いていて気付いた。伝わる楽しさを得たいのか!

ブログの目的には、仲間作りや収益などいろいろあるけれど、ブログ超初心者の私はまず、伝わる楽しさを目的に頑張ろうと思ったのだ。

というわけで本書は、ブログ超初心者の私に「伝わる楽しさ」を気付かせてくれる一冊です。

今日はここまで。